ショート・ボブから綺麗に伸ばす方法|伸ばしかけでも扱いやすい髪へ

初めまして。
銀座でマンツーマン施術の美容室「FABLE GINZA」を運営している石坂ゆうとです。 ショート・ボブを中心に、骨格や髪質に合わせたカットを得意としています。

ショートにしたあと、 「伸ばしたいけれど途中で挫折してしまう」 そんなお悩みを持つ方がとても多いと感じています。
この記事では、 ショートからボブ、そしてその先へ伸ばしていく過程を、 無理なく楽しむためのポイントをお伝えします。

目次

ショート・ボブを伸ばすときに多いお悩み

ショートやボブは、切った直後はとても綺麗ですが、少し伸びてくると「なんだか決まらない」と感じやすい髪型でもあります。

特に伸ばし始めた頃は、どこが伸びて、どこが気になるのか分かりづらく、「このまま伸ばしていいのかな?」と不安になる方も多いです。

・襟足だけが先に伸びて、後ろ姿が気になる

・横に広がって、頭が大きく見えてしまう

・切るべきか、もう少し我慢するべきか判断できない

こうした悩みは、決してあなただけではありません。
実は多くの方が同じところで迷いながら、伸ばすか切るかを繰り返しています。

伸ばす過程でもヘアスタイルは楽しめる

ショート → ショートボブ → ボブ or ウルフ → ミディアム → ロング

こうして見ると、ゴールのスタイルばかりに目が向きがちですが、伸ばしている途中にも、きちんと「似合う形」は存在します。

伸ばしかけ=我慢の期間ではなく、今の長さに合った整え方をすれば、十分にヘアスタイルを楽しむことができます。

ショート・ボブから綺麗に伸ばすための基本知識

ショートから髪を伸ばすときは、「どう整えるか」だけでなく、髪がどんなペースで伸びていくのかを知っておくことも大切です。

仕組みが分かっていると、伸びていないように感じる時期も焦らずに過ごせますし、「今はこういう時期なんだ」と気持ちにも余裕が生まれます。

髪の毛が伸びる過程と時間とは

髪の毛は、平均すると1ヶ月に約1cm前後伸びると言われています。
ですが、すべての部分が同じスピードで伸びるわけではありません。

ショートヘアの場合、襟足は伸びたことを感じやすく、トップや顔まわりは伸びた実感が出にくいことが多いです。
そのため、全体がバランスよく伸びる前に「後ろだけ気になる」「形が崩れた」と感じやすくなります。

これは失敗ではなく、伸ばしていく過程では自然なこと
この時期をどう整えるかが、綺麗に伸ばせるかどうかの分かれ道になります。

ショートから伸ばす場合のポイント

最初の2〜3ヶ月は切らなくても大丈夫

カットしたばかりのショートであれば、 最初の2〜3ヶ月は無理に切らなくても問題ありません。
この期間は、髪がどのように伸びてくるのか、 どこにクセや重さが出やすいのかを見ていく大切な時間です。

必要以上に手を入れず、 様子を見ながら整えていくことで、次のスタイルへつなげやすくなります。

「伸ばす=切らない」は間違い

伸ばしたい気持ちが強いほど、「もう切らない方がいいのでは」と思ってしまいがちです。
ですが、何もせずに放置してしまうと、形が崩れて扱いづらくなり、途中で限界を感じてしまいます。

伸ばすためには、伸ばすための整え方が必要です。
少しの調整が、最後まで伸ばし切れるかどうかを左右します。

伸ばすにもカット技術が大切

一見すると「少し整えるだけ」に見えるカットでも、 伸ばす前提かどうかで、切り方は大きく変わります。
今だけ綺麗にするのではなく、 この先も形が崩れにくいように考えながら整えること。

その積み重ねが、 「途中でも綺麗」「無理なく伸ばせる」につながります。

ボブへ移行する時期の整え方

ショートからボブへ移行する時期は、 見た目の印象が大きく変わりやすく、悩みも増えやすいタイミングです。

この時期をどう過ごすかで、 ボブが綺麗に決まるかどうかが変わってきます。

ボブに移行するベストタイミング

襟足に少し長さが出てきて、 横とのバランスが取りやすくなった頃が目安です。
焦って一気にボブにしようとせず、 段階を踏んで整えていくことで、違和感の少ない移行ができます。

伸ばしかけでも“きれいに見える”シルエット

伸ばしかけでも綺麗に見えるかどうかは、 長さよりもシルエットのバランスが大切です。
重く見えていないか、 横に広がっていないか、 後ろ姿が野暮ったくなっていないか。

こうしたポイントを整えるだけで、 「まだ途中なのに、ちゃんとして見える」印象になります。

この時期に失敗しやすいオーダー例

ショートの履歴が残っている状態で、 後ろだけをぱつっと切ってボブにすると、 前後のバランスが合わず、違和感が出やすくなります。

これまでのカット履歴を踏まえた上で、 今の長さに合った整え方を選ぶことが大切です。

ショートからロングに伸ばすためのカット方法

ショートからロングを目指す場合、ただ長さを伸ばすだけでは、途中で扱いづらさが出やすくなります。大切なのは、最初のショートやボブの形をどう作るか

ここが、その後の伸ばしやすさを大きく左右します。

伸ばしやすいショート・ボブのオーダー方法

伸ばす予定がある場合は、「将来伸ばしたい」ということを、最初に伝えることがとても大切です。

例えば

・段を入れすぎない

・毛先を軽くしすぎない

・襟足を極端に短くしすぎない

こうしたポイントを意識するだけで、伸ばしていく途中のシルエットが崩れにくくなります。

「今すごく短くしたい」よりも、これからどうなりたいかを共有することが、綺麗に伸ばす近道です。

襟足や毛先の調整が重要な理由

伸ばしている途中で一番気になりやすいのが、襟足や毛先の部分です。
ここを何もせずに放置すると、後ろだけが重く見えたり、全体のバランスが悪く感じてしまいます。

逆に、襟足や毛先を少し整えるだけで、長さを変えなくても印象は大きく変わります。

伸ばすためのカットは、切らないことではなく、整えること。
この考え方が、ショートからロングまで無理なく伸ばすポイントです。

伸ばしかけでも扱いやすくするために

伸ばしている途中のストレスを減らすことで、 気持ちにも余裕が生まれ、最後まで伸ばしやすくなります。
カットだけでなく、 日々の扱いやすさも意識することがポイントです。

カットでできること

襟足を短くしたり整えたり。髪の量を減らしたりする。

H3|カット以外でできること

クセで広がりやすい方には、 弱めのストレートパーマや部分的な施術がおすすめです。

無理に真っ直ぐにするのではなく、 伸ばしやすくするための土台作りとして考えると、日々が楽になります。

H3|トリートメント・ケアの考え方

伸ばしている途中で切ってしまう原因の多くは、 毛先のダメージやパサつきです。

サロンケアも大切ですが、 お風呂上がりに早めに乾かすこと、 毛先をきちんと保護すること。
こうした毎日の積み重ねが、 無理なく伸ばせる髪につながります。

H2|FABLE GINZAが「伸ばすカット」を得意とする理由

FABLE GINZAでは、 今のスタイルだけでなく、これからの過程も大切にしています。

H3|丁寧なカウンセリング

「最終的にどのくらいの長さにしたいのか」 「途中でどんなスタイルを楽しみたいのか」
そうしたお話をしながら、 無理のないペースで伸ばせるよう、必要な調整だけをご提案します。

伸ばすことを前提に、 安心して任せていただけるカットを心がけています。

伸ばすことに少し迷いがある方も、 「途中で切ってしまいそう」と不安な方も、 まずは今の状態を整えることから始めてみてください。

無理に我慢せず、 今の長さに似合う形を楽しみながら伸ばしていく。 そんな選択肢もあります。

髪を伸ばす時間が、 少しでも心地よいものになるように。 そのお手伝いができたら嬉しいです。

この記事を書いた人

石坂ゆうと
ショート・ボブ特化 美容師
大阪府出身。
2020年より銀座で「ショート・ボブに特化した美容師」として活動。
大人女性が安心して任せられるマンツーマン施術で、“今のあなたに一番似合うショート・ボブ”を一緒に見つけることを大切にしています。
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