皆さんこんばんは。
銀座でカットが得意な美容師をしている 石坂ゆうと です。
絶壁やぺたんこをカットだけで補正する【骨格補正のプロ】です。
今日は「メンズカット」について書いていこうと思います。
ただし話の軸は僕ではなく美容師経験のない方が行うメンズカットについてです。
僕はSNSでは女性のヘアスタイルしかアップしていませんが、メンズのお客様も多くバリバリやっています。
ショートカットが得意なのでメンズも自然と得意になります。
今回の話のタネはお客様が「今日旦那の髪を切るんですよねー」という会話から始まったものです。
コロナ禍であまり遠出をさせたくなくて、近所のサロンでカットして来たら河童になって帰って来たとのこと。笑
それだったら家で切ろう!となり、ネットでバリカンやハサミ、カットクロスまで揃えたそうです。
その話を聞いた僕はバリカンの使い方や、カットのポイントなどを簡単にできるようにレクチャーしました。
刈り上げやツーブロックは意外と難しい
サイドや襟足を短く刈り上げて上からかぶせる「ツーブロック」のスタイルや刈り上げのテクニックはとても難しいんです。
カットすることによる仕上がりのクオリティもそうなんですが、実は分けとる位置や幅、量で印象が全然変わってくるので注意が必要です。
特に髪質と髪の生え方をよく観察しないと、ツーブロックにして逆に変になった、髪が浮いてくると言った現象が起こります。
バリカンでビーーってやるだけでしょ?と思われがちなのですが、お客様の頭をしっかり観察しないと失敗しやすくなります。
カットは梳きバサミがおすすめ
最近の家庭のハサミセットはとても優秀で¥3,000くらいで「ハサミ」「梳きバサミ」「コーム」「ダッカール」まで揃っています。
なので基本カットに慣れていない方は「梳きバサミ」を使いましょう。(毛量を減らすのによく使うジャキジャキするやつです)
なぜかというと、初心者がハサミを使ってカットするとバツッとしたカットのラインが残りやすいからです。
梳きバサミは基本的には毛量を減らすのが目的ですが、同じ箇所をジャキジャキとすれば長さも切れます。
この時、バツッとしたラインが出ないのが特徴です。
少し時間がかかってしまいますが、少しずつ様子を見ながら梳きバサミでカットしていくと失敗を防ぎやすくなります。
今回は失敗したみたい、、笑
夜にお客様から連絡が来て、見せれないほど失敗してしまった、、と連絡が来ました。
なかなか思うようにいかず、来週美容院で修正してもらうとのことでした。
僕の力不足で申し訳ないなーと感じました、、
正直メンズカットは難しいです!笑
ですが僕がお客様に「難しいんでやめた方がいいです!」とは言いませんでした。
なぜなら、失敗してもまた生えてくるから。
そして何よりも、こんなコロナ禍だからこそ旦那さんのカットが「いいコミュニケーションになるなぁ」と思ったからです。
難しいですがなんでもチャレンジ精神が大切です。
慣れないカットはおそらく1時間も2時間もかかってしまうはず。ですが「外出は控えたい」と言った特殊な状況下で、そんな時間も楽しめた方がいいと思います。
もし今回上手くいったら旦那さんの散髪代も浮かせるし、いつでもカットできるしいいことだらけです。
失敗しても全然OKです。だってすぐ生えて来ますから。1ヶ月も経てば笑い話になるはずです。
ちなみに石坂は失敗しないので安心してくださいね。笑