皆さんこんばんは。
銀座でカットが得意な美容師 石坂 ゆうと です。
絶壁やぺたんこをカットだけで補正する【骨格補正のプロ】です。
営業中にふと思いつき帰る頃には忘れ、なんとか思い出した記事です。笑
皆さんは美容院で「もうちょっと切って欲しいのにー」と思いながらも鏡を見せられて「いいですねー!」とそのまま終わってしまった経験はありませんか?
僕が高校3年生の頃、3回目くらいの美容院で経験した少し苦い思い出がふと浮かんできたので皆さんに共有したいと思います。
思い通りは難しい
僕の髪は今でこそおしゃれな感じにセットできていますが、学生時代の髪はピンピンでとても元気がよくスネ夫みたいでした。
さらに髪の量もとてつもなく多く、ワックスなんて意味なし、、くらいの感じ。
美容院に行き始めた頃、何軒か見学も兼ねて近所の美容院を行っていました。
大きいスーパーの目の前にある大きめの美容院で女性の方が担当してくれました。
カットが終わってどうですか?と聞かれたのでモジモジしながらも「もう少し量を減らして欲しいです」と伝えました。
この時僕の言い方も悪かったのか、少し機嫌が悪そうにハサミを入れられて「言わない方が良かったかな?」と思ってしまった経験があります。
もう一度「どうですか?」と聞かれて、正直もうちょっと軽くしたかったんですが「大丈夫です!!」と気を使って言っていました。
この時「思い通りになるのって難しいんだなー」と素人ながらに思い勉強になりました。
思いを伝えるのは難しい、、
皆さんはどうでしょうか?ちゃんと伝えれていますか?
美容院っていろんなシチュエーションがありますよね。
担当の美容師さんがバタバタと忙しそうだったり、最後の最後にどうですか?と聞かれて「今更言えないよーーー」と思ったり、言いすぎると悪いかな?と美容師さんのことを忖度したり。
言い出すタイミングですら難しいですよね。
でもせっかく時間を作って来たんだし、思い通りにやって欲しいと思うのがお客様ってもんです。
こうして欲しいというのはなんの気兼ねもなしに言って頂いてOKなのです。(誰でもズバッと言えたら苦労しないんですけどね。笑)
確認に余裕を持たせています。
僕はカットの時、まずはお客様が1番気にしてる場所が早く仕上がるように進めます。
この時完全に仕上げるのではなく、余裕を持って (6割くらいの仕上がり)進めることで早い段階でお客様に確認を取ることができます。
ここで一度「もう少し切って大丈夫です」と言わせることで気持ちを伝えるハードルをグッと下げるようにしています。
9割くらい完成したら、用も無いのにその場を少し離れてお客様の「時間」を用意することもあります。
そして戻って来てから再び確認のチェックカットをして仕上げます。
昔の僕の経験から「思い通りにして欲しい」という思いを叶えたい気持ちは、美容師になる前から強くあり、それが今の「マンツーマン」というスタイルにつながっているのかもしれません。